キック・アス
1/22に各務原ワーナー・マイカル・シネマズで鑑賞。もうなんつうか、ヒット・ガールかっこいい！！
倉庫で囚われたビッグ・ダディ（とついでにキック・アス）を助けんとすべく突入する画面ピカピカモノクロームのシーンや、単身敵地に乗り込み二丁拳銃を操り突破するシーンは垂涎モノ。ヒット・ガール△！！！
あの、あれっすよ、悟空がレッドリボン軍に単身乗り込んでく時の趣と同じ健気さと痛快さがあるんじゃないかな。
笑えるところも随所にあって、マクラーレン総帥のロン・デニスとプーチン首相を足して2で割ったような悪役ボス・ダミコがバズーカで吹っ飛ばされるシーンのB級感もたまんない。
どのシーンも音楽がよく、アクションシーンも飽きない程度の尺と多様なギミックで間延びした感がなくて、全体としてストーリーのテンポが小気味いい。"持たざる者"と"持たざるを得なかった者"とがそれぞれに進まなくてはいけない必然性もあってお話に没入できました。
「なんの能力もないやつは責任もなくただ傍観しているだけでいいのか？おれはそんなのにはなりたくない。」というキック・アスの煩悶の末の無謀な行動には、まぁ「おい、無理しすぎだろww」とは思わずにはいられないけれど。昨今の伊達直人ブームはこのキック・アスの問いに対する日本なりの回答なのではないか、とこじつけてみたいと思います。
オタク共があの程度で彼女出来ちゃうのがワカンネーけど。しかもカワイイのがますますワカンネーんだけど。「古谷実さんのマンガですか、そうですか」とスネそうになった。あと、惜しむらくはもう少しビッグ・ダディの活躍も見たかったな。ヒット・ガールとキック・アスの復讐劇のモチベーションとして彼の死は必要だからしょうがないのだろうけど。
しかし、まぁこの痛快さは半端ないですね。グロいのに耐性ない人はちょいアレかもしれませんが、とにかくメチャ面白かった！!
ちなみに、http://iamkick-ass.com/ http://iamhit-girl.com/ http://iambigdaddy.com/ http://iamredmist.com/ でキック・アスのサイトにリダイレクトされちゃうんだぜ。「アイムヒッガール！」
