第1回 モバイル・アプリケーション研究会に行ってきた
7/31に大垣のソフトピアジャパンで開催。
会場の最前列で拝聴しました。ちょっぴり肌寒かった。
しかし会場は満杯でその意味では熱気に満ちていました。
「iPhoneの銀河系」/赤松 正行 氏
- 日本のキャリアから出されている著名なアーティストやプロダクトデザイナの方々の作品(携帯電話)を引き合いにiPhoneの優位性を。見た目が変わっていたり洗練されていたりということより、スピリチュアルなところが重要なファクター。iPhoneは見た目以上に体験が目新しい。
- iPhone塾を開催。ここをサロン的なものにしてiPhoneアプリ開発の拠点としたい。
iPhone SDKの教科書―Cocoa Touchプログラミング、最初の一歩の著者でもある赤松先生のご講演。
Flash Math & Physics Design:ActionScript 3.0による数学・物理学表現[入門編]の古堅さんだ!とか詳解 Objective-C 2.0の荻原さんだ!とか、半ばミーハー気分で聞いてました。
「モバイルアプリのリアルなビジネスシーン」/佐々木 陽 氏
- 過去の音楽配信のプラットフォームやノウハウを引き継いでいるiTunes Storeは一人勝ち。よってビジネスのターゲットはやはりiPhoneだろう。ただしプロプライエタリなiPhoneに対して唯一の対抗馬足りえるのがAndroid(Android Market)。オープンソースならではの自由度や参画キャリアやメーカーも豊富。
- 佐々木さんの(株)GClueでは基本的にマルチプラットフォーム対応。上質な定番アプリをどこよりも先んじて投入することでアドバンテージを得る手法。二番目以降は競争力が激減する。
- Platform on Platformを構築して顧客を囲い込むことが大事。
実体験にもとづくモバイルアプリの歴史とこれからの動向について。声も聞き取りやすく立て板に水。おしゃべりが上手であるということは大きな武器です。
「セカイカメラのマルチプラットフォーム戦略」/近藤 純司 氏
- Platform on Platformがキー。
- Amazon EC2をバックエンドで使っている??
- 同様のARサービスとは仲良くやっていきたい。その方が皆ハッピーなので。
- 現段階ではiPhoneは理想的なデバイスだがメガネなども面白いだろう。もともと組み込み屋なのでそちらにも興味がある。
TechCrunchでの発表以来ぼくらをワクテカ、やきもきさせてきたセカイカメラのデモを生で拝見!しかも近藤さんいわく「今日はうまくいきました。皆さん運がいいですよ」とのこと\(^o^)/
セカイカメラで、アイコンが「POST:○|CANCEL:×」だった。このあたりはグローバルで同一の認識なのかな?Windowsの閉じるボタンも「×」だし気にしなくていいのかな?
「Platform on Platformの重要性」を佐々木さんも近藤さんも言及されていました。
私もiPhoneの中だけで物語が完結してしまうようなアプリは楽しさが一過性で顧客に継続的に訴求するのはむずかしいのでは?と以前から思っていました。
iPhoneなりAndroidのアプリはUGCのインターフェースだったりコミュニケーションのトリガであるべきで、その意味では、Webサービスと同様なスケールやレスポンスなどを意識したバックエンドとiPhoneなりAndoroidの強みを生かしたフロントエンドの作りこみは等価に大切なものだと痛感しました。
ただしそのレベルになると個人で片手間に開発するにはハードルが高いなぁと感じました。
iPhone塾のオープニングイベントも出席したかったのですが予定があったのでやむなく退散。
自分の生活圏の近くにこんなワクワクする試みがあるのでぜひとも参加したいです!
チキンな私でも気軽に参加できる雰囲気だとイイナー^^;
このあたりにそのときの模様がアップされているようです。
http://www.youtube.com/watch?v=2OJhuchq_kc
http://www.youtube.com/watch?v=ZtbRnIEFBIw
http://www.youtube.com/watch?v=ctfKjfAGig0