ダークナイト

いよいよ今週末に迫った「ダークナイト ライジング」の公開を前に映画館で再上映されている「ダークナイト」を鑑賞。DVDでは観ていたけど映画館では観ていないので、あの病院爆破シーンやバットモービルの変体シーンがスクリーンで観られるということでワクテカです。
本編開始前のトレイラーでアガるアガる。いつもはむしろ違う意味でアガる「NO MORE 映画泥棒」にもイラッとさせられるほどw

冒頭から小気味良いテンポで繰り広げられる強盗シーン。ジョーカー(ヒース・レジャー)の気持ち良いまでの振り切れっぷりに一気に物語に没入させられる。
152分が程よいボリュームに感じるほど飽きさせないストーリー展開とセリフ回し、アクション描写で良質のエンターテインメントはこれだという感じでしたね。

しかし高潔な人間がダークサイドに落ちて市井の人々は皆利他的な行動を完遂するというのは皮肉だなと。そしてバットマンクリスチャン・ベール)が最後に下す決断の真に高潔なこと!あそこまで滅私奉公の精神を貫けるのはすごいなと。まぁバットマンの正体はバレてないので中の人として生きづらくなるわけではないという意味ではリスクはそこまで感じられないこともないのですが。
高潔であるがゆえにダークサイドに落ちてしまったトゥーフェイスアーロン・エッカート)。しかし彼だけにその役を担わせるのはいささか酷だなと思います。市井の人々が個でいるときには容易に堕ち得るのではないかな?フェリー上の人たちは「高潔なジャッジ」というよりは「大量殺人の当事者になりたくなかった」だけでない?警官たちは皆個別には買収されたんだし。その点ジョーカーの詰めは甘かったねw

ジョーカーを観てるだけでアガる映画でした。
と、今DVDを観ながら改めて思う。

さぁ、「ダークナイト ライジング」に Here We Go.

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