モテキ

2011年10月14日 TOHOシネマズで。

ドラマは観ていなくて、漫画も3巻くらいまでを1年ほど前に漫画喫茶で読んだ程度なので予備知識はあまりありませんでした。映画の予備知識としてはたまたまテレビで宣伝番組を観たので、それくらいの知識です。

で、楽しい映画でしたよ。長澤まさみヤバイ。可愛い。可愛い過ぎ。森山未來、イイ!

幸世(森山未來)のあの情けなさはもう自分のことのようで感情移入しやすかった。音楽も世代的にも好み的にもドストライクなのでそりゃもうねぇ。知ってる人たちも知らない人たちも良かった。大好きな星野源の「ばらばら」やくるりの「東京」もここぞというときに使われていた感じ。
幸世の内なる声の下衆な感じとか、ヤリたいばっかだけどヤレないんだもんというルサンチマンの塊っぷりは、イイっすよ!イイ!(パフュームと踊っているときに幸世が着てたジャケットがどんなのかわかる方がいたらメエルミイ。)

しかし。
やっぱりラストには賛同しかねるなぁ。
「私、幸世くんじゃ成長できない」という美幸(長澤まさみ)の幸世を振る理由は嘘ではないだろう。だのにラストでは結ばれちゃうんだけど、そこに至るまでに美幸を成長させるための何かを与えられるような成長を幸世がとげたようには見えなかったなぁ。美幸の彼氏(金子ノブアキ)の記事を見事に書き上げたこと、がそれになるのかな?あと、幸世は仕事中にプライベート持ち込み過ぎw 取材対象に暴言吐いたりほっぽり出したりってそりゃダメっしょ。

るみ子(麻生久美子)の振られた後の「…もYouTubeで観るから〜」てのが笑いのポイントなんだろうけどよく聞き取れなかったのが残念(どうやら神聖かまってちゃんについて言っているようだった)。
あと、幸世のTwitterアカウントをハックしてナタリー編集部の同僚の面々がDM覗き見っていうのは犯罪だし笑えなかったな。パーソナルスペースを蹂躙するのってかなり下品だと思う。それにアカウントをハックされちゃうような社員がいるネットメディアってどうなの?

と、気になるところもあったけど。
「俺の映画!」と言いやがる輩たちの one of them だな、きっと俺も。と自分の立ち位置を確認した気がします。恥ずかス(ノ´∀`*)。



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