最強のふたり

ほんわか映画。人生って素晴らしいんだね。

「良いシーン」の多い映画だなと思った。音楽の使い方が気持ちいい。そして人は本能的に踊りたくなる生き物なんだなと認識させられる。クラシックに対するスタンスも共感できた。ドリス(オマール・シー)の常用してるモンスター・ケーブルのドクター・ドレーモデルいいなー。
笑えるシーンもよかった。オペラの「木」のくだりなんか絶妙。下品でなくて押し付けても来ない感じがしっくりきた。
ちゃんとすべての伏線を回収していたのでそのあたりも腹に落ちた。どうやって卵を見つけ出したのかは謎だけど。
あと、パラグライダーのシーンは爽快。まわりの景色と二人の表情は言葉なしでも感動的なシーンだった。
ドリスとイヴォンヌ(アンヌ・ル・ニ)との関係性に好感。個人的にはドリスがやめる時のイヴォンヌとのハグシーンが一番ぐっときた。

オープニングの荒い運転は明らかに人に迷惑をかけているのでその点はのれなかった。冒頭からこの気持ちがずっと残ったままだった。また、誠実にこなそうとするドリス以外のヘルパーたちがまったくの無能に感じてしまいちょっとかわいそう。結局は「頭のいいひと同士の幸運なお話」なのだなと感じてしまった。まぁ実話ベースなのでぐうの音も出ないが。
しかし実話を基にしているとはいえ「ご本人登場」は不要だったな。


なお、隣のカップルがイチャイチャしててブツブツ喋ってて映画に集中できませんでした。あと、セント・オブ・ウーマンを思い出した。

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